韓国語にも敬語とパンマル(タメ口)がありますが、
相手に対して尊敬を示す言葉があります。
友達とは、パンマルで話をしていても
自分のお父さんのお話をするときには尊敬語を使います。
それではどんな風に使っていくのか説明していきましょう。
動詞に「으시다」「~시다」をつける
例えば、「行く」という単語「가다」には
「시」をつけて「가시다」 となります。
弟に向かって
お父さん、どこ行った? とパンマルで聞くときにも
아버지 어디로 갔어?
とは言わず、
아버지 어디로 가셨어
と言います。
最後に「가셨어요」と「요」があれば
どこに行ったんですか?
となりますが、この場合は、弟なのでパンマルで話しているため
「요」は抜いております。
このような形で、両親、会社の上司、目上の方のお話を
する場合には、尊敬語でお話します。
「으시다」「~시다」をつけるだけでは尊敬語にならない韓国語
さきほど、動詞に「으시다」「~시다」を付ければよいと
お話しましたが、それだけではありません。
その他の尊敬語もたくさんありますので、一部紹介いたします。
만나다(会う) ⇒ 뵙다(お目にかかる)
자다 (寝る) ⇒ 주무시다(お休みになる)
아프다 (痛い) ⇒ 편찮다 (具合が悪い)
주다 (あげる)⇒ 드리다 (してさしあげる)
代表的なものをあげてみました。
明日会いましょう
と言いたい場合でも、友達であれば
내일 봐 (明日、会おうね)
というところを目上の方であれば、
내일 뵙겠습니다 (明日、お目にかかります)
となります。
また、私が教えてあげるね という時でも
友達であれば
내가 가르쳐줄게 (私が教えてあげるね)
ですが、目上の方やお客様であれば
제가 가르쳐 드릴게요 (わたくしが教えて差し上げます)
となります。
会社では、社外で話す時も名前を呼び捨てにしない
日本では、自分の会社の職員や上司でも
うちの会社の○○が・・・というように呼び捨てにします。
しかし、韓国では、お客様から電話があった場合でも
〇〇部長はただいま、外出しております。
と、外に話すときも敬称をつけてお話します。
韓国人は、自分の自己紹介をする時でさえも
「私は、〇〇会社のキム課長です」という方もいらっしゃいました。
尊敬語を使って慣れよう
教科書で勉強していると、どうしても尊敬語を使うことがなく
尊敬語が苦手な方が多いです。
韓国のお友達とお話するときは、パンマルでも大丈夫ですが、
自分の両親をお話するときなどは
できるだけ尊敬語で表現するようにしましょう。
부모님 건강이 어떠셔?
ご両親は健康はどう?
という感じで、パンマルで質問はしておりますが
両親の健康はどうでしょうか。という意味になります。
完全なパンマルであれば
부모님 건강이 어때?
という感じになります。
今日から、尊敬語で表現してみましょうね。
コメント