韓国語の検定には、ハングル検定と韓国語能力試験があります。
ここでは、ハングル能力検定協会の「ハングル能力検定試験」について
まとめてみました。
ハングル検定は、初級では5級からあり、韓国語を勉強しながら
自分のレベルを確認するために受験する人も多いのですが、
ひとまず、3級でつまずく「3級の壁」「準2級の壁」があり
続いて「2級の壁」があります。
準2級まで合格している人は、日常会話くらいの韓国語であれば
話せることが多く、韓国旅行をしても通訳なしで話せたりするため
ハングル検定2級を受けたい、と思う前に試験自体をやめてしまう人が多いのです。
その中でも、どうしてもハングル検定2級に挑戦したい!という人も
たくさんいますが、実際には合格率も準2級では55%に比べて
2級は、たったの19%になっています。
ハングル検定2級はどのように勉強したらいい?
おすすめの本は、「ハングル能力検定試験2級合格をめざして」です。
まずは、この1冊の中に載っている単語だけでなく、形容詞、副詞は
全部覚える覚悟で勉強しましょう。
ハングル検定は、韓国語能力試験とは違って、覚えれば点数がとれますから
とにかく覚える、これにつきます。
似たような副詞や形容詞はどう覚える?
実際に韓国に住んでいないと、どういうときに使ったらいいのか
分からない言葉が多くあります。
例えば、「빨리」の早くと「일찍」の早くの使い方
빨리 가 早く行こう とは言いますが、
일찍 가 とは言いません。
しかし、どうしてこんなに早く起きたの?と言うときは
왜 이렇게 일찍 일어났어?
왜 이렇게 빨리 일어났어?
両方使うことができるのです。
これに関しては、もう教科書などでは覚えることができない
日常、韓国語にふれていなければ分からないことなのです。
ですから、普段からドラマを見る、ラジオを聴くなどの
習慣が大切になってきます。
2級に出てくる単語は日本語で表現できないものが多い
ハングル検定2級に出てくる単語は、日本語では表現しにくい
意味のものが多く、日本語さえ分からない、という単語が多いです。
ここでは、예민하다 鋭敏だ を例にあげてみます。
鋭敏だ、という言葉は意味は何となく分かりますが、この日本語を
普段使うことは、ほとんどありません。
しかし、韓国語では、このような時に使います
私、ちょっと神経質な性格(敏感な性格)だから時計の音でも起きちゃうのよ
나 좀 예민한 성걱이니까 시계소리로 깨버려..
こういう表現をするときに、日本語で「鋭敏だから・・・」とは
使いませんね。
ハングル検定2級では、実にこういう表現が多いので、
ハングル検定2級の単語の意味が載っている日本語を見ると
こんな日本語使わない。ということで韓国語の単語さえも
覚えにくくなってしまうのです。
출출하다 ややひもじい
알뜰하다 つましい
このように本には載っているのですが、この単語、いったい
どういうときに使うのか?
출출하다は、少しお腹がすいている状態を言います。
ご飯までは食べなくてもいいけど、間食したいようなそういう状態をいいます。
아까 저녁을 먹었는데 좀 출출하네..
알뜰하다 つましいは、結婚している奥さんのことを
알뜰한 여자..と褒めることもあります。
家事もきちんとして、育児もして、そんな奥さんを
알뜰하다 と表現することがあります。
単語と意味だけ覚えても、実際にどういうときに使うのかが
分からないと、覚えにくいものです。
2級までの試験期間は?
ハングル検定2級を受けるまでに試験の勉強期間は
かなり長く考える必要があります。
問題集を買って過去問を解くとできるようになる、という
レベルではありませんから、普段からラジオやドラマを見たり
普段から韓国語に触れている状態で平行して勉強していくことが必要です。
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