韓国語と日本語は似ているのですが、実は大きく違うところがあります。
それは、過去形の表現です。
日本語では、過去形で表現するものを、韓国語でそのまま過去形に
表現してしまうと、意味が違ってきてしまいます。
さて、どんなものがあるのでしょうか。
日本語では過去形で表現だが実際には今起こっていること
どんな言葉があるかといいますと
A:子供はもう寝たの?
B:うん、寝たよ
この場合です。
A: もう寝たの? ということで「寝る」の過去形の
表現を使っていますが、この場合は、
A: 아이는 자? 子供は寝る?
という表現が正しいです。
아이는 잤어?
잤어 という表現は、寝てから起きた時に使う表現です。
日本語で聞いている、もう寝た? というのは
今、寝ている? という意味ですから、
B: 자고 있어
B: 잠이 들었어
B: 자
こんな感じで使うのがいいでしょう。
過去なのに現在形を使う言い方とは?
日本語では過去の表現を使っているけど、実は現在のことを
表しているものは、非常に多いです。
電車が来た!(まだ到着していないけど電車が見えている状態)
あ~疲れた(今、疲れている状態)
日本語でいうと、疲れる というと、これから疲れるという意味ですが
韓国語では、今、疲れている状態でも、 피곤했다 とは言わず
피곤하다 を使います。
오늘은 파곤하니까 잘게요 今日は疲れたから寝るね
という感じです。
韓国語の過去形の使い方とは?
韓国語を過去形で使う場合は、すべて終了した後のことを
言うことがほとんどです。
さきほどの 寝た 잤다
を使う場合には、寝てから朝起きたときに
よく寝た~ という意味で、 잘 잤어요? よく寝た?
など聞きます。
入院した、 という時も
입원해요 入院します
と言います。 日本語ですと、(これから)入院する
という未来のように聞こえますが、韓国語では
今、入院している、という意味なのです。
他にも、
出勤した? と聞くときも、
출근해요? と聞きます。
意味は、 出勤します(会社に向かっている最中)
という意味ですが、まだ出勤中なので、過去形は使いません。
출근했어요 出勤しました。 と聞くときは、
もう出勤終わって、会社に着いたときに使う言葉になります。
最後に
日本語をそのまま直訳すると、意味が違ってくるので、
直訳はせずに、使い方を覚えていきましょう。
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