韓国人のお友達と話をしていたら
너는?(お前は?)
と言われて、ちょっと気分が悪くなった・・という方も
いるかもしれませんね。
今日は、韓国人が使う
너 ノ
について、まとめてみました。
너 ノ という意味は?
そもそも、너 ノ というのは、お前、あなた、という意味があります。
あなた、という韓国語には、
당신 タンシン
という言葉もありますので、너 ノ は「お前」
という意味に近いのかもしれません。
どんな時に使うの?
韓国映画やドラマを見ていると、
너 ノ が使われるシーンには
お前、貴様、てめぇ
のようなあまり良いシーンでは使われないことが多く
喧嘩しているシーンが多いイメージがします。
ですので、私たち日本人にも良い印象がないのでしょう。
もちろん、韓国でもそのような場面で使われることが多いのですが
そうでない場合もあります。
親しい友達にも使うの?
너 ノ という言葉は、親しい友達にも普通に使うんです。
何食べたい?
と聞いたとき
너는?
と聞き返される場合などです。
この場合は、あなたは? 君は? という意味に近い意味で
使われています。
また、親しい仲の場合はしょっちゅう使う言葉ですので
イヤな気分になる必要は全くありません。
と言いながらも、日本語を直訳して覚えているので
韓国語で言われると、ちょっとビックリしてしまう
こともあります。
同じ意味の言葉で、「니」ニ の場合
니가 ニガ・・
という言葉を聞いたことがあるでしょう。
너 ノ とは違い、니 ニ と言われた時には
「お前」という意味で使われています。
また、ソウルではない地方では、方言で
너 ノ とは言わずに、니 ニということもありますので
地方の方から言われたときには、さほど気にする必要はありません。
友達同士での呼び名について
韓国では、「友達」を言うときには
同級生をいうことが多く、友達同士では名前で呼び合うことが
ほとんどです。
とはいうものの、日本の「あだな」のように韓国語では
별명 ビョルミョン 別名 という意味で あだ名で呼ぶこともあります。
普段は、名前で呼んでいるけど、たまに聞き返すときなどに
너는?
などと、ノ あなたは? というような意味で使われることが多いです。
韓国語を勉強して間もない頃に言われると、少し気分が悪くなる
こともあるかもしれませんが、気にしないことです。
また、言われてイヤな思いをしたのであれば
名前があるから名前で呼んで、とはっきり伝えることも必要です。
韓国人は日本人のように言わなくても分かるよね、のような
空気を読むということが苦手ですので、遠回しに言っても
通じないことがあります。
日本人同士ですと、言わなくても通じる何かがあっても
外国人ですと、難しいです。
楽しく勉強していきたいですね。
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