韓国のムン大統領が、12月17日、韓国の最低賃金と労働時間の短縮を
述べているが、実際にはどうなるのか?
気になるところです。
2018年の韓国の最低賃金は?
2018年度の韓国では、最低賃金
7,530ウォンです(日本円で 753円)
日本では、地域によって賃金が違いますが
韓国では、地域の差別はありません。
ソウルも釜山も同じなのです。
2017年が、6,470ウォンでしたから、約100円近くは
上がっているとみられます。
なかなかの上昇率ですね。
2019年の韓国の最低賃金予測は?
2019年は、8,350ウォンを予定としています。
(NAVER調べ)
2018年に比べると、10.9%上昇を予想しております。
賃金があがると、物価や税金があがるので、こちらは
日本と同様、嬉しいという声だけではありません。
では、現在の労働時間の平均は?
韓国では労働時間が長い国として上位にあがっております。
日本も働きすぎだと言われておりますが、韓国はもっと長いです。
韓国では平均労働時間が10時間といわれております。
日本が、だいたい8時間労働だとすれば2時間は多い計算になります。
定時が、8時~という会社も多く、終わりが18時が基本です。
9時~18時 という会社もありますが、18時に帰れる会社は
ほとんどありません。
また、土日休みという会社もほとんどなく、実際には隔週で
会社お休みというところが多いです。
規則的に帰れる会社ですと給料が安い会社が多いです。
現場作業などの会社ですと、朝は7時から出勤。
終わりも、19時くらいというところが多いです。
それで、1日900円~12,000円という相場になります。
1か月25日出勤して、25万円程度の給料という平均です。
もちろん、マネージャーや主任、課長になれば現場作業でも
給料はあがっていきますが、入って1年くらいであれば
このくらいが平均になるでしょう。
韓国の人件費は?
韓国では人件費が安いです。
公務員でも、月15万~18万くらいになるといわれています。
普通に女性の方で、事務職、9時~18時までの仕事であれば
月10万~13万くらいになります。
それでいて、ソウルであれば家賃は5万以上かかりますから
韓国も生活が大変です。
お給料をたくさんもらうのであれば、韓国では大企業に入り
長く務めることが重要になります。
10年、20年と1つの会社で長く働くことで給料が上がっていきます。
大企業でも、20代、30代前半までは給料があがらないので厳しい状況です。
国民からの声は?
国民からは、ムン大統領に対して、最低賃金の増加と労働時間の短縮が
見えるようにしていただきたいということが記事になっていました。
実際に見える化ができないと、国民からも不安の声があがってしまいます。
日本でも、「働き方改革」と言われておりますが、ただ休みを取ろう
というわけではなく、生産性をあげて質を高めよう、という意味ですので
韓国でも、ぜひ同じようになっていけばいいですね。
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