82年生まれキム・ジヨン書籍が韓国でベストセラーになった理由とは?簡単なあらすじまとめ

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「82年生まれ、キム・ジヨン」という書籍が韓国で発売されたのは
2016年ですが、韓国でベストセラーになり、台湾でもベストセラーになりました。

日本では、2018年12月に発売されて、また数か月です。

韓国でベストセラーになった理由と簡単なあらすじについてまとめてみました。

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82年生まれ、キム・ジヨンのあらすじは?

簡単に書くと、1982年生まれ、キム・ジヨンのこれまでの
人生の本、と言えるでしょう。

特別な人なの? 優秀なの?

と思われるでしょうが、いたって普通の家庭で育った女性です。
お父さんは公務員、姉と弟の5人家族の平凡な家庭で育ちます。

しかし、普通の女性の普通のお話では、つまらないですよね。

キム・ジヨンさんは、現在、本を出版したときは、33歳、
結婚して娘を1人産みますが、その後、精神病になって精神科に通います。

精神病にかかるまで、どんな困難があったか社会の差別などが書かれています。

ベストセラーになった理由は?

こちらの本は、男性よりも多くの女性に共感を得た作品となっています。
それはどうしてか、

男尊女卑の具体的な内容がかかれており、韓国だけでなく
日本にも、まだまだ当てはまることが多いからです。

例えば、女の子だからと家のお手伝いはするけど、弟は男の子だから
やらなくていい、

就職活動していても、男子生徒が優遇されて、女性は
結婚、出産でどうせ辞めるだろうと、大きな仕事を任されない。

管理職になるのは男性のみ、

同じ年数働いても女性は給料があがらない、
また、出産するときには仕事を辞めなければならない。

今から20年前、私も20代のときは、まさにそうでした。

会社にそもそも育児休暇制度などがないので、結婚して
妊娠したら、当然会社辞めるよね、という空気なのです。

今でこそ、育児休暇制度がある会社も増えてきて
実際に復帰している女性も多くなってきてはいますが、
中小企業では、女性の管理職もまだまだ少ないのが現状です。

また、せっかく勉強して大学に行っても、なかなか就職ができな
い、いくつもの会社を受けても、受からずに就職難で大変な
気持ちが、現在の韓国人が自分のことを言っているかのように
感じることが理由なのではないかと思っております。

将来の不安を感じている事実

将来を不安に思うのは、韓国だけではない、日本も同じでしょう。
年金がもらえる金額が少ないうえに、もらえる年齢も上がっていく、

働かなければ生きていけないのに、高齢者の働き口が少ない、
どうやって生きていく、というところに不安があるのは当然です。

この本を読んだ感想を韓国のサイトで見てみると、
自分もキム・ジヨンさんのようになるようで将来が不安だ。

という声もあがっています。

この本にも書かれていますが、韓国は女性が働きにくい国で上位に
上がっていると言われています。

この本が少しでも国に影響をもたらしてくれるといいですね。

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